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遠くから奴らの相談する声が聞こえる。
公開処刑の執行人を決めているのだろう。
その後、ようやく選出された執行人は僕を見据えると、僕に向かいヨロヨロと近づいてきた。
その手にはしっかりと凶器を握っている。
あぁ、僕はアレでやられるのか…
生きたまま皮膚を裂かれ、内臓全てを取り出されて死んだやつもいたと聞いた。
それなら僕は、
一思いに逝きたい…
突然、傍観者達が騒ぎだした。
見上げるとすでに執行人が眼前に立っていた。
その刹那、凶器が僕の頭に振り落とされた。
僕の頭は一撃で粉砕され、痛みを感じる隙さえなかった。
そして、
歓声があがった…
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