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だが、俺のいる位置は明らかに奴のスキル範囲内。
このまま何もしなければ大ダメージを食らうだろう。
出し惜しみはしていられない。
武器スキルだけじゃなく、職業スキルもうまく使わないと勝てないだろう。
だが、やるしかない。
「"デュアルシールド"!」
そう俺がスキル名を叫ぶと、俺のアバターが勝手に動き、炎の纏う両手の斧を自分の前につきだし、斜めに交差させると水色の膜が出来た。
その直後に襲いかかった地震の衝撃波を、ほぼダメージを食らわずに防ぎきった。
「さあ、今度はこっちの番だ。行くぞ!」
そう叫びながら、ドラゴンの足元に向かって全速力で走る。
ドラゴンは先程のスキルの反動からか、まだ迎撃体制に移れていない。
このチャンスで腹に一発いれてやる!!
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