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なんていう恐ろしい助言を頂きましたが駄目でした。
「ゆーとぉー…」
「よよよ陽さんっ!?」
上気する頬、潤んだ瞳、汗ばんだ肌、しなだれかかる男にしては柔らかい四肢。きつく拘束されているわけではないけど逃げられません。
「(きゃあぁああああっ!SOS!SOS!和さぁああんっ)」
必死に救援要請を目線で訴えればまだ知り合って一週間にも関わらず、和さんはしっかりとそのアイコンタクトを理解してくれ…たのに遠い目をして首を振られた。
すっ、捨てられた…
「おい、勇斗が困ってるだろ」
「優さんっ!」
「やーだー、ゆーとがいいー」
ぎゅうぎゅうと抱き枕よろしく抱き締められる俺。けどいい体格した大人の男に抱き締められれば苦しい上に今の俺の身体からは冷や汗がダラダラと流れている。優さんが怖くて。
「へぇええええー…」
「(ひぃいいぃいいいっ!)」
優さんの目が酔っているわけでもないのに据わってますっ!しかし、酔いまくってる陽さんはそんなことに気付かずまだまだ大暴走。
「んんー…あっつい!」
「へっ!?」
さっきまでは女っぽかった陽さん。今度は男らしく豪快に服を脱ぎ始めた。
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