71人が本棚に入れています
本棚に追加
「は…ぁ」
勉強をしようと思ったのに、どうしてもヤル気が出ない。
むしろ出てくるのは性欲の方のヤル気。
「ん…ぅ…」
ゆうが部屋に入って来ないことを祈りながら、床に座って自分のモノを慰める。
前まではこんな、一日に何回もすることはなかった。
部活を引退するまでは、こういったエネルギーは運動でうまく発散出来ていたんだ。
今は勉強のストレスもあってか、毎日毎日センズリ三昧。
「っ……」
やば、イきそう。
ティッシュを数枚取って、先端を覆う。
「……あっ…」
終わった後、丸めたティッシュをゴミ箱に投げ入れる。
あ、ゴミ箱もう一杯じゃん。ていうかほとんどがティッシュ…
「……むなしい…」
俺、ホントなにやってんだろ。
してる間は気持ちいいのに、終わった後すごくツマラナイ気持ちになるんだよな
このツマラナイ時間を勉強に充てたら、問題集3ページくらいは解けた気がする。
一回たった10分。でも3回やったら一日で30分。
一週間で3時間半も勉強時間を無駄してる。
あーあ、考えたくない。
今日はもう寝よう。
そう思って、ベッドに入ろうとした時
「にぃ、翔君が来たよ」
部屋のドアがまた無断で開けられ、弟と翔ちゃんが入ってきた。
「まさき、今日泊めて?」
精液臭さの残る、エロ本を床に置きっぱなしの部屋に、翔ちゃんが泊まりに来た。
最初のコメントを投稿しよう!