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「清教派との連絡を取り、術式の解読と、奪われた霊装の用途を調べさせろ」
「了解しました。……所でエリザード様?」
懐から通信用の霊装を取り出しつつ、騎士団長は質問する。
「カーテナ・セカンドはどこにありますか?」
一瞬、嬉々としながら漫画を取ろうとしていたエリザードの動きが止まる。
だが、すぐに再起動すると、全く悪ぶった様にせず、さらっとこう言った。
「ああ、確かロンドン市内の服屋の試着室に忘れたな。ドレスごと」
それを聞いた騎士団長は、間髪入れずに通信用霊装に叫ぶ。
「聴こえたな! 今すぐ部隊を編成しろ! ロンドン市内の店を虱潰しに探せッ!! この馬鹿の尻は俺が叩く!!」
「おー、過激だなこの漫画。こんなシチュエーションもアリなのか」
――騎士団長の苦悩は続く。
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