6人が本棚に入れています
本棚に追加
リーバー自身、どちらかと言えばリメエアを護ると言うより、彼女の部屋を護っている感覚だ。
……むしろ、そう考えていなければ、虚し過ぎて職務放棄をしてしまうからだ。
「……はぁ」
リーバーは、騎士としてあるまじきため息をつくと、銀のヘルムを外す。
そこから現れたのは、金髪を短く切り揃えた、他人に好かれそうな好青年。
だが、その表情は険しく、額にシワを寄せ、実に呆れた表情になっていた。
……リメエアには、人間不信ともう一つ問題点がある。
最初のコメントを投稿しよう!