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「ぬぅお! 貴様いつの間に!?」
エリザードのふざけた驚き方に、今度は怒りからか、整った眉をヒクヒク動かす騎士団長。
彼は怒りを込めた低い声で、
「ぬぅお! ではありません。全く、今日と言う今日は――」
「よーし、見つかっては仕方ない。今度は私が鬼だな!」
「――ッ!! テメェが会議すっぽかしたせいで、こっちがどれだけ苦労していると思ってんだ!」
「お~、恐い恐い。やっぱ騎士団長が鬼だな」
鬼さんこちら~、と猛ダッシュで逃げ出そうとしたエリザードを、すぐさまタックルで止める騎士団長。
彼は息を荒げながらエリザードを床に押し倒し、逃げない様に肩を掴み、馬乗りになる。
「しかもなんでジャージ姿何ですか! ドレスはどうしたんですか!?」
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