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「ねぇ、君。お母さんは?」
「…おかぁさん?」
少女はまるで『何それ?』とでも言いそうに首を傾げた。
「…じゃぁ、名前は?」
「名前?…ないよ?」
少女はニコニコしながら言った。
名前が…ない。
親から捨てられたって事か?
それか…記憶喪失!?
騙されているのかと思い、もう一度聞いてみた。
「…ないの?」
「ないよ」
「本当に?」
「本当に」
…結果は変わらなかった…。
がっくり(←
「じゃぁ、お兄ちゃんがつけてよ!!私の名前」
「お、俺が!!!?」
いや…いやいやいや!!
落ち着け!!!
落ち着くんだ、少女よ!!!!
(スマイル:お前が落ち着け←)
全く…子供は驚くような発言するなぁ、もぉ(←
俺が他人の名前考えるなんてさぁ、無理に決まってんじゃんさぁ。
そんな出しゃばった事、脇役の俺にはできねぇしさぁ、お兄さんマジで落ち込むよ?
本当にマジで落ちk…(殴
「…本当に俺が決めるの?」
「うん」
「…絶対?」
「うん、絶対」
「…………」
「…………」
「…あ"~!!わかったよ!!俺が決めてやる!!」
「わーい!ありがとぅ、お兄ちゃん!」
「ただし!!文句は言うなよ?」
「うん」
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