第ニ章 赤い傘

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「お兄ちゃん?…大丈夫?」 「…え?」 少女の声で正気に戻った俺。 どんな状況かって? しゃがんで体育座りして、頭抱えてます。 はい、雨の中地面にべた座りなのでズボンのお尻がまーるく塗れてます。 お漏らししたみたいに。 …冷てぇ…。 こんな感触、三年生の時にお漏らしした以来だぜ← 「ぁ…あぁ、ごめん。今、君の名前考えるから待ってて?」 「うん。私待ってるね?」 スマンナ、少女ヨ(←誰? すっかり正気を失ってたぜ。 あぶねー、あぶねー。 .
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