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そこは、真っ白な世界。
何もなく、ただ空気だけが存在する意味を持つ部屋。
まるで、真っ白い箱の中のような、寂しい世界。
そんな世界の中心に、一つの青色をした小さな光が輝いていた。
その光は、ふわふわとまるでタンポポの綿毛のように宙に浮いていた。
「神様。」
青色の光から、声が聞こえた。
誰の物かもわからない。
いろいろな声が混ざっていた。
低い男性の声、美しい女性の声、時には幼い少女の声。
どれが本物の声かわからない。
もしかしたら、そのどれもが違うのかもしれない。
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