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星宮 嘉奈は、僕の幼なじみだ。
幼稚園から高校に至るまで、ずっと一緒にいた。
たがしかし、いや訂正。
だがしかし、それが恋愛に至らないのである。
それは幼なじみだからではなく、こんな感じだからだ。
「翔太!UFOだよねあれ!」
「あれはただの飛行船だ。」
オカルト趣味。
顔は普通に可愛いのに、惜しいものだ。
中学の時、卒業文集に彼女は将来の夢として宇宙人や幽霊と暮らすという事を書いていた。
端から見れば変人、良くて変わっていると見られる。
そんな変人が話を持ち込んできたのは今日のことだった。
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