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日常に戻ったというか、今日は土曜日のため学校は休み。 僕は家でゴロゴロしているわけで。 そんなささやかな幸せを見事にぶち壊してくれたのは、妹の桜だった。 「おーきーろっ!!」 「どわあああ!!!」 布団の上で寝そべっていた僕の頭があった場所に、金属バットが打ち込まれた。 「兄ちゃんを殺す気か!?」 「殺す気だ!」 「逃げなきゃヤバい!」 桜という可愛い名前とは違って、性格は凶暴で言葉遣いが荒い。 三咲姉ちゃんのようにもう少し大人しくなってほしいものだ。 「だって兄貴は呼吸しているだけで地球に酸素を送りだして、代わりに二酸化炭素を吸収してるんだぞ!」 「僕は植物か!?光合成で地球温暖化を防いでるんだな?てか、そんな人間がいてたまるか!」 「というわけで兄貴、地球のために排気ガスを吸い込み続けるのだ!」 「断固拒否する!」 「ならば焼却炉の煙突に口を突っ込み、二酸化炭素の煙を酸素に変えるんだ?」 「なぜ疑問形!?そんなことをするより年中暑苦しいお前が消えたほうが地球のためになるぞ!」 「なにをいっている!うちは無実だ!」 「地球温暖化の原因だ!!」
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