プロローグ

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あたしの脳内では、悔しがる生徒会長の姿と、写真に写った生徒会長の悲しそうな顔、 そして、シャッター音に気づいて振り向いた時の生徒会長の顔がグルグル回っていた。 「生徒会長って、生徒会の仕事も何かスパーッとこなして、部活も両立してて、いつも女子生徒からキャーキャー言われてて、 ただの目立ちたがり屋のカッコつけたキザ野郎だと思ってたのに、 あんな一面があったなんて…」 あたしは再び、生徒会長の写真を見た。 「!? 熱い…」 あれ?どうしたんだろ? 何か急に体が熱くなってきたような…? 「何? この熱さは?」 何だかよくわからないけど、生徒会長の事考えると体が熱い…。 「どうしちゃったの?あたし…」 あたしは、鏡で自分の顔を見てみた。
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