*中学3年 春休み2*

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そのとき、俺の腕は 細くて白い手に引き止められた。 息が荒いのを感じながら 振り向くと、同じくらい息を荒げた裕翔がいた。 「裕翔!!どこいってたんだよ!」 「僕順路どおりに行ったよ!!涼ちゃんが違う方にいったんだよぉ!!」 「……へ?」 「もぉ、涼ちゃん!」 ふくれる裕翔。 俺が間違ったのか? 急になんだか迷子に なった子供の気分だ。 ___
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