*高校1年 春…3*

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それから、知念は休み時間 のたびに俺のもとにくるよう になった。 そんなある日 教室で昼食の用意を していると大ちゃんに 呼び止められた。 「山田…」 「なんだよ。」 「おまえさ、裕翔んとこ行かなくていいのかよ?」 なぜか心配そうな大ちゃんに 俺は笑って答えた。 「何言ってんだよ。いっつも学校じゃ会ってねぇじゃん」 「山田さぁ、顔いいから、裕翔以外の奴らがこんなにきてたら噂なんてすぐまわるんだよ。たぶん裕翔聞いてると思うぜ」 「裕翔なら平気だよ。ちゃんとわかってるから。知念が幼なじみってさ」 「知らねぇからなー。取り返しつかなくなっても」 「はいはい」 俺は笑いながら 大ちゃんに返事をした。 ___
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