*高校1年 春…3*

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「裕翔くんなら平気だよ。僕が行く」 突然の知念の言葉に おどろいた俺は思わず 立ち止まってしまった。 「裕翔くん!待ちなよ」 知念は裕翔の腕をつかんだ。 「ちぃ……」 振り向いた裕翔は 涙を流していた。 その姿を見て、 知念はフッと笑って、 「もうすぐだからね。山ちゃんはもうすぐ僕のことを好きになるよ」 と裕翔に向かって言った。 ___
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