*高校1年 春…3*

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「知念なんか関係ねぇんだよ!!俺は裕翔が好きなんだ。いくらまわりがなんて言おうと裕翔が好きなんだから、関係ねぇんだよ!!」 「涼ちゃ……」 「……急に怒鳴ってごめん……」 俺はうつむいて謝った。 「ううん……僕も、ごめんね…」 俺は裕翔にほほえんだ。 裕翔も俺にほほえんだ。 それから俺は裕翔が 寝たのを確認して部屋から出た。 ドアを閉め、 しゃがみこんで 両手で顔を覆い 声を殺して泣いた。 ___
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