*高校1年 春…4*

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「……そっかぁ……そうだよね。そんなに好きならだめだよね」 知念は笑いながら言った。 「ごめんな」 「ん?いーのいーの。仕方ないさぁ!」 「本当わりぃ」 「でもまぁ、友だちではいてよね!」 「当たり前だよ」 知念と笑った。 本当は知念が泣くのを こらえてることに気づいた けど、気づかないフリをした。 せこい奴と言われても、 それが俺の精一杯のやさしさ だと思うから。 ___
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