*高校1年 春…4*

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俺はだんだんと不安になり 急いで裕翔を起こした。 「裕翔!!起きろよ!!」 体を揺すると 裕翔が目を覚ました。 「涼ちゃん……どうしたの?」 まだ開けきれていない 目をこすりながら裕翔は 上体を起こした。 「な……なんでもない……ホラ!早く帰ろ」 俺は不安をかき消すように 裕翔に言った。 「うん。そうだね」 裕翔はベッドからぴょん、 と降りた。 こっちをみてニヤニヤ しながら、 「そういえば、久しぶりだね。ふたりで帰るの」 と言った。
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