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俺はだんだんと不安になり
急いで裕翔を起こした。
「裕翔!!起きろよ!!」
体を揺すると
裕翔が目を覚ました。
「涼ちゃん……どうしたの?」
まだ開けきれていない
目をこすりながら裕翔は
上体を起こした。
「な……なんでもない……ホラ!早く帰ろ」
俺は不安をかき消すように
裕翔に言った。
「うん。そうだね」
裕翔はベッドからぴょん、
と降りた。
こっちをみてニヤニヤ
しながら、
「そういえば、久しぶりだね。ふたりで帰るの」
と言った。
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