871人が本棚に入れています
本棚に追加
「そーだね」
「嬉しい?」
裕翔はニヤついた
顔で聞いてきた。
俺はなんだか悔しくて、
「普通」
と、まぁ変な
返事をしてしまった。
夕日は少しずつ落ちてきて
影がきれいにのびていた。
ふたりは自然と手を
つなぎ歩いた。
俺は裕翔と
そんな当たり前のことを
あとどれだけの時間
過ごすことができるのだろう…
そう考えると
また涙が出そうになった。
そんな自分が
情けなかった…
___
最初のコメントを投稿しよう!