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だんだん暑くなってきた。
梅雨も明けて
毎日蝉も鳴いている。
夏休みも目の前だ。
俺は部活に相変わらず
打ち込み、裕翔も勉強に
励んでいた。
知念とはあの日から
あまり会わなくなった。
「てかよー、なんでうちの学校にはプールがないんかねぇ」
大ちゃんは
かなり長いため息を吐いた。
「高校にもなってプールはねぇだろ」
俺は思ったとおりに言った。
「山田さぁ~前から思ってたんだけどー……性欲とかないわけ?」
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