*高校1年 夏…1*

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だんだん暑くなってきた。 梅雨も明けて 毎日蝉も鳴いている。 夏休みも目の前だ。 俺は部活に相変わらず 打ち込み、裕翔も勉強に 励んでいた。 知念とはあの日から あまり会わなくなった。 「てかよー、なんでうちの学校にはプールがないんかねぇ」 大ちゃんは かなり長いため息を吐いた。 「高校にもなってプールはねぇだろ」 俺は思ったとおりに言った。 「山田さぁ~前から思ってたんだけどー……性欲とかないわけ?」 ___
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