もしもキミが。

＊高校１年 夏…１＊

｢へっ？！俺だってあるはあるけど……｣

―――裕翔のことがいろいろあってそれどころじゃねんだよ。

｢俺が見るかぎりじゃ、山田よりクラスの女たちのほうがよっぽどムラムラしてるよ｣

｢いまどきの女の子はこわいね～｣

｢俺はそっちのがいいけどね｣

｢あ・そ｣

確かに、そうゆうの……ねーなぁ。

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