*高校1年 夏…1*

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「今、もしかしたら眠ってたやつらが目を覚ましたかも……発症してしまったかもしれないんだよ……」 「そんな……うそでしょ……」 こらえきれなくなり 知念はその場に座り込んで 泣きだした。 俺は外をみて かぎりある時間のなか 必死に生きている蝉を 眺めていた。 その日は裕翔の おじさんが迎えにきて、 裕翔は目を覚まさないまま 帰っていった。 ___
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