*高校1年 夏…1*

14/15
前へ
/276ページ
次へ
「みんなで、頑張れ頑張れって……涼ちゃんは僕がいなくなって淋しくないの…?僕は淋しいよ……もっとと一緒にいたいよ……」 裕翔は顔をくしゃくしゃ にして泣きだした。 そんな裕翔を見て ため息をひとつ、ついた。 「俺も……もっと裕翔といたい。いたいから、裕翔に頑張って生きてほしい。でもこれから裕翔がいなくて……すっげー淋しい……」 裕翔に向かって 俺は本音を言った。 裕翔は涙を拭きながら笑った。 その夜、 俺は眠ることができなかった。 ___
/276ページ

最初のコメントを投稿しよう!

871人が本棚に入れています
本棚に追加