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「みんなで、頑張れ頑張れって……涼ちゃんは僕がいなくなって淋しくないの…?僕は淋しいよ……もっとと一緒にいたいよ……」
裕翔は顔をくしゃくしゃ
にして泣きだした。
そんな裕翔を見て
ため息をひとつ、ついた。
「俺も……もっと裕翔といたい。いたいから、裕翔に頑張って生きてほしい。でもこれから裕翔がいなくて……すっげー淋しい……」
裕翔に向かって
俺は本音を言った。
裕翔は涙を拭きながら笑った。
その夜、
俺は眠ることができなかった。
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