*高校3年 夏…1*

13/17
前へ
/276ページ
次へ
ある日、俺は裕翔の おばさんに呼ばれ 裕翔の家に行った。 裕翔がいないのに 裕翔の家に行くなんて 初めてだ。 「涼ちゃん、久しぶりね」 「そうですね」 「毎日裕翔に会いに行ってくれて、嬉しいわ」 「いや、俺が行きたいだけなんで」 「そうね……」 「今日はいきなりどーしたんですか?」 俺は出されたコーヒーを 飲みながら聞いた。 おばさんは少し笑って 言った。 「あのね、おばさん、昨日裕翔のお医者さんに呼び出されて、言われちゃった」 「なんて?」 ___
/276ページ

最初のコメントを投稿しよう!

871人が本棚に入れています
本棚に追加