*高校3年 秋…1*

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そうやって何かに 真剣に打ち込む裕翔を みると嬉しかった。 生きていたいのは、 裕翔も同じ。 裕翔が死んでつらいのは 俺だけじゃない。 俺は裕翔を見ていて、 俺ができることが何かを 思い出せた気がする。 「裕翔!!さくさく折るぞ!!」 「なにー?涼ちゃん。いきなり変なのぉ」 久しぶりに笑いに 包まれた病室は 元気なころの俺たちを また映し出していた。 ___
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