もしもキミが。

＊中学３年 冬…２＊

裕翔……裕翔はずっとひとりでがんばってきたの？

誰にも言えず、ただひとりで戦ってきたの？

俺は何も知らずにのんきにここまでやってきたのか……。

俺は知らないうちに裕翔を抱き締めていた。

裕翔はまだ震えていた。

顔は笑っていても体は正直だ。

裕翔はそうゆう奴だ。

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