*高校3年 秋…2*

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俺は裕翔を見た。 裕翔……あのころとは変わっちゃったな……。 でも俺は裕翔が 相変わらず好きだよ。 なんでもいいから……生きてよ……。 裕翔の手を握る。 けれど、もう… 握り返してはこなかった。 俺は裕翔の手を両手で 包むように握った。 涙はやっぱり 枯れてはいなかった。 裕翔をみるといくらでも 涙は出るんだ。 ___
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