*高校3年 秋…3*

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僕ね宝探し 大好きなんだ。 どこに何が 隠されてるか わかんないから ワクワクするじゃん? おっきくなっても、 そんな風にワクワクしたいね。 「…ん……山ち……山ちゃん!!」 俺は体を ビクつかせて起きた。 目を開けると 横に知念が立っていた。 「山ちゃん、めずらしく学校にいると思ったら寝てるなんて、何してんのさ」 腰に手をあて 少し膨れた顔で言う。 すると横から大ちゃんが、 「昨日から裕翔についてて寝てないんだろ」 とカバーしてくれた。 ___
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