*高校3年 秋…3*

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「裕翔、どう?」 大ちゃんが言った。 「……悪性の腫瘍ができて、転移しまくってるらしい。容体が急変して急きょ手術したんだ。今は集中治療室に入ってる…」 「あのさ、お前も体壊すなよ。本当それ心配だから」 俺は大ちゃんをみて 「ありがと」と言った。 俺は持ってきていた 折り紙で鶴を折った。 ひたすら願いを込めて……。 ___
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