もしもキミが。

最後の日

医者や看護婦が止めにきた。

｢離せよ!! 裕翔!! 俺、千羽鶴作ったぞ!! 全部折ったら願い叶うんだろ!? なぁ!! 俺の願い叶うんだよな!? 起きろよ!! 早く!! ……早く!!｣

この後、何を叫んでいたか
よく覚えていない。

叫んでいる中で
俺は意識を失っていた―――。

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