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「涼ちゃん……僕、今まで幸せだったよ……病室で寝ててもちゃんと涼ちゃんの声、届いてた」
裕翔は、すごい。
俺はもうしゃべることすら
できないのに。
ただただ、
肩を震わせて泣くだけだ。
「……っ涼ちゃ……死にたくなぃよぉ……まだ……まだ涼ちゃんのそばにいたい……まだまだいたいよっっ………」
俺も同じ気持ちで、
もう何も言えなかった。
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