最後の日2

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俺は起き上がると 座り込んで泣くおばさんの 横を静かに通り 裕翔のもとに向かった。 部屋の中には裕翔が 静かに眠っていた。 ついさっきまであった 裕翔のぬくもり。 今はもう、 体温を感じることは できない。 手はもう氷のように 冷たい。 顔は真っ白というより 青白い。 誰がこんな姿の 裕翔を想像しただろう? ___
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