最後の日2

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俺は涙を裕翔の顔の上に ポトリと落とした。 「裕翔……疲れただろ?でも、もうゆっくり休めよ。……ちょっとがんばりすぎたよ。」 そうつぶやいて 最後に裕翔を優しく抱き締めた もう、さっきみたいに 抱き締めてはもらえないけど、そのぶん、 俺は最後に優しく抱き締めた。 そして、 最後に裕翔に向かってささやいた。 「裕翔、おやすみ……」 まだ、こんなに小さいのに。 まだ、17歳なのに。 裕翔の時間は ここで止まった。 ___
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