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涼ちゃんと、久しぶりに手をつないだ。
涼ちゃんの手は昔と違って厚くて固くなっている。
でもね……
昔と変わっていない、あたたかさ。
久しぶりの涼ちゃんのぬくもりにちょっぴり涙がでた。
「ほらっ!!みて。この公園、相変わらず穴場だ……って、裕翔!?…具合悪い??」
「……涼ちゃん…僕のこと……あれから嫌いになってない?」
――ずっと聞きたかったこと。真っ白な雪に包まれているからか、僕は素直に聞けた。
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