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「んなわけねーだろ……裕翔のこと、ずっと前から好きだよ。ずっとずっと変わってない。裕翔がどんな病気だって、そんなの関係ない。俺が守るから……俺は裕翔が好き。それだけは変わらないよ?」
涼ちゃんは真顔で言った。
僕が聞きたかったのはこんな答え。
涼ちゃんに恐くて聞けなかったことは、こんなに簡単に聞けてしまった。
「僕も涼ちゃんが大好きだよ。ずっと……恐かった。僕がHIVだって言ったらキライになっちゃうんじゃないかって」
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