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それから学校に着いて、それぞれの教室に入った。
「裕翔、おはよー」
「あ、高木くん。おはよう。今日も寒いね。」
クラスの友だち高木くんは、外見はちょっぴり怖いけど、本当はすっごい優しいんだ。
「今朝もまたラブラブで来てたねぇ。羨ましいこと!」
高木くんはニヤニヤして、僕の肩を叩いた。
「た、高木くん!」
恥ずかしくて、顔を真っ赤にした。
「裕翔、おはよう」
呼ばれた方を向くと、委員長の薮くん。
「薮くん。おはよう」
薮くんは、とっても笑顔が可愛くて、頭が良くて、女の子からもモテるみたい。
「あのさ、最近具合悪そうだったけど、大丈夫?」
「あ、うん。ありがとう。大丈夫だよ!」
薮くんは少し心配そうに話してくれた。そんなこと気にしてくれてたんだ……。
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