*中学3年 冬…4*

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それから学校に着いて、それぞれの教室に入った。 「裕翔、おはよー」 「あ、高木くん。おはよう。今日も寒いね。」 クラスの友だち高木くんは、外見はちょっぴり怖いけど、本当はすっごい優しいんだ。 「今朝もまたラブラブで来てたねぇ。羨ましいこと!」 高木くんはニヤニヤして、僕の肩を叩いた。 「た、高木くん!」 恥ずかしくて、顔を真っ赤にした。 「裕翔、おはよう」 呼ばれた方を向くと、委員長の薮くん。 「薮くん。おはよう」 薮くんは、とっても笑顔が可愛くて、頭が良くて、女の子からもモテるみたい。 「あのさ、最近具合悪そうだったけど、大丈夫?」 「あ、うん。ありがとう。大丈夫だよ!」 薮くんは少し心配そうに話してくれた。そんなこと気にしてくれてたんだ……。 ____
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