*中学3年 冬…4*

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「なら良かった。あのさ、話があるんだ。ちょっといい?」 薮くんはニッコリ笑い、手招きをした。 「何?薮くん、裕翔に告白でもするつもりぃ~?」 高木くんはニヤニヤしながら言った。 「そんなわけないよ。高木く……」 僕は笑いながら、薮くんをみると、薮くんは真っ赤になっていた。 「や、薮アンタまさか……」 クラスのみんなの視線が、薮くんに集まる。 「わ、悪いのかよ!そうだよ!俺は裕翔が好きなんだよ!」 薮くんは顔を真っ赤にして叫んだ。 今後は僕に視線が集まった。 「えっ!?あっ……あの……」 僕が慌てていると、薮くんが口を開いた。 ____
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