*中学3年 冬…4*

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「いいよ。裕翔。裕翔には山田がいるのは知ってるから。ただ気持ちを伝えたかっただけ」 薮くんは少し悲しそうに笑った。 「ごめん……」 僕はなんだか申し訳なくなって謝った。 「謝らなくていーんだよ?裕翔」 高木くんが少し焦りながら駆け寄ってきた。 「そうだよ。俺は気持ちを伝えられただけで、いーんだから」 薮くんはニッコリ笑った。 僕はすごく申し訳なくて、何度も謝った。 後から、高木くんに、 「あーゆうときは、逆に謝られた方が落ち込むんだよ」 って耳打ちされて、私はさらに申し訳なくなった。 ___
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