*中学3年 冬…4*

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僕は自分の部屋に入り、電気もつけずに泣いた。 メールで、 「今どこ?」 なんて聞けなかった。 返事が怖くて、聞けなかった。 そのまま寝てしまっていて 目を開けると、もう12時を回っていた。 「寝ちゃったんだ……」 起き上がりカーテンを 少し開けると涼ちゃんの部屋の電気がついていた。 「帰ってる!」 僕は急いで携帯をとり 電話を掛けた。 プルルル…… 「もしもし?裕翔?」 「涼ちゃん!今日も……ゲームしてるの?」 どこに行ってたの? なんて聞けない。 せめて、これだけ聞きたい。 「あ……うん。そう。でも、もうすぐ寝るから」 ……うそつき。 ___
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