*中学3年 冬…4*

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学校につくと、早速高木くんが駆け寄ってきた。 「裕翔!昨日、どうだった!?」 心なしか、高木くん楽しそう……。 「僕、もうフラれちゃうかもしれない……」 僕はその言葉を 口にすると同時に、 また涙を流してしまった。 高木くんに昨日あったことを話すと… 「それはもう、確信犯だね!」 高木くんは、親指を立てて叫んだ。 「山田も、なかなか悪だね。こうなったら裕翔!仕返しに、裕翔も浮気しちゃいなよ!」 「えっ!?」 僕は目が点になった。 「だって山田も浮気してるんだもん!裕翔もしちゃっていーよ!」 高木くんは、うんうんと頷きながら言った。 _____
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