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少しすると、
「いいよ!開けて!」
と、少し弾んだ
涼ちゃんの声がして、
僕はゆっくり目を開けた。
「あ……これ……」
目を開けると、
右手の薬指には綺麗なシルバーの指輪がはめられていた。
「これ……どーしたの……」
驚いて、うまく喋れなかった。
「待って!見てこれ!」
涼ちゃんはそう言うと
パッと右手を出した。
その手には同じ
シルバーの指輪があった。
「お揃いで買ったの」
涼ちゃんはニッコリ
笑って言った。
指輪を見た。
指輪はすごく綺麗で、
キラキラしている。
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