*中学3年 冬…4*

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少しすると、 「いいよ!開けて!」 と、少し弾んだ 涼ちゃんの声がして、 僕はゆっくり目を開けた。 「あ……これ……」 目を開けると、 右手の薬指には綺麗なシルバーの指輪がはめられていた。 「これ……どーしたの……」 驚いて、うまく喋れなかった。 「待って!見てこれ!」 涼ちゃんはそう言うと パッと右手を出した。 その手には同じ シルバーの指輪があった。 「お揃いで買ったの」 涼ちゃんはニッコリ 笑って言った。 指輪を見た。 指輪はすごく綺麗で、 キラキラしている。 _____
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