*中学3年 冬…4*

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もう、 『大好き』なんかじゃ 言葉が足りないよ。 「えぇん……ヒック……」 「もう、泣かないでよ」 涼ちゃんは、 少し困った顔をして、 僕の涙を人差し指で 優しく拭いた。 「ほら、裕翔が泣いたらどーしたらいいのか、わかんないんだよ」 「だってぇ……」 「なーくーなー!」 涼ちゃんは僕のほっぺをつねった。 「ひらひ~!(痛い~)」 仕返しに僕も、涼ちゃんのほっぺをつねった。 「ひれ~~!(いてぇ~)」 涼ちゃんの手が離れた。 ______
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