*中学3年 冬…4*

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「アハハ!涼ちゃん変な顔ー!」 涼ちゃんの顔がおかしくって ケラケラと笑った。 「やっと笑った」 「え……」 次の瞬間、僕は涼ちゃんの腕の中にいた。 「涼ちゃん……」 「最近、裕翔が全然笑ってなかったから、すごい寂しかった」 耳元で涼ちゃんがつぶやいた。 「裕翔、クラスの奴から告られただろ?」 「なんで知ってるの!?」 驚いて、涼ちゃんからガバッと離れた。 「高木くんに聞いた」 ~~高木くん!! 「そいつんとこ行っちゃうかと思った」 涼ちゃんは少し口を尖らせて すねているみたいだった。 「僕だって、涼ちゃんが嘘ついてたから浮気してるかと思ったよ!」 ____
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