*中学3年 冬…4*
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「……あーーーー!何も用意してない!」 「いーよ。何もいらない」 なんだか、年に一回しかない イベントを忘れてしまって 損した気分。 だけど……。 「おいで」 涼ちゃんがそばにいると。 これ以上のプレゼントなんてないよ。 絶対。 僕は涼ちゃんに抱きついた。 遠くで、 チャイムの音が聞こえた。 メリークリスマス。 涼ちゃん。 ____
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