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だんだんと日が暮れだしたのでまた手を繋ぎ、ふたりで歩いた。
帰り道、俺たちは幼なじみ
じゃなくても、出会う運命
だったのかな……
なんて考えたりした。
そうだったらいいのにな……。
それぞれの家に帰り
俺は部屋に入って
ベットに寝転んだ。
隣の家からは、
美味しそうなシチューの
匂いがしてくる。
俺は裕翔が料理を手伝って
いる姿を想像しながら
まぶたを閉じた。
そんな姿を
一度もみることができない
なんてことを、
全く考えずに―――
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