日常の闇

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何年かぶりに、雪がふった 無垢で柔らかな白に、嫉妬して壊したくなって自分の腕をのばすが、 その手のひらに降りた雪は溶けず、僕に向かって自分の純白さを見せ付けるかのように、残った。 「くそっ………」 他のモノなら壊せるのに。 ‐
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