序章

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さっきは危なかった。やっとの思いで止まったが下着は完全に濡れそぼりジーンズには少し染みが出来てしまった。 それでも尿意は治まらない。それどころか、出口を見いだしてしまった尿が一点に集まり更にきつくなっていた。 葉子は一向に帰ってくる気配はない。 「───ッ!?」 意識が下腹部の欲求から遠ざかると同時に、来た!とばかりに膀胱で尿が暴れだす。 チョロチョロと我慢できなかった分が漏れる。 佳夜は必死に我慢した。だが、あまりにも激しすぎる水の抵抗に佳夜の堤防が壊れた。 チョロチョロと出ていた尿が勢いを増し、下着にお尻の方まで濡らし、ジーンズの股間から溢れだす。 佳夜の身体から力が完全に抜けた。 堤防を失った小水が下着の中で温かな渦を巻き、ジーンズの中に温かく広がっていく。 我慢に我慢を重ねた小水は留まることを知らず、佳夜の中から完全に小水を出しきるまでに一分近くの時間を要した。 椅子の下には一米は有ろうかという大きな水溜まりが出来ていた。 佳夜は恥ずかしさと急激な解放感、そして、絶頂に達した後のような快感に耐えられず気を失っていた。
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