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「あおいちゃん、
赤い糸って知ってる?」
「え?」
「運命の人と
つながってる糸のことよ!」
そういうと、
目の前に両手を
広げてみせてきた。
「へぇー」
(わたしの王子さまと…)
思わず、
自分の手に目がいく。
まじまじと自分の手を見ていると、
「でも、あおいちゃんは
きっと青い糸よ!
血だってきっと
青いもの!」
(何を根拠に)
と思ったが、
次の瞬間には
(確かに、
そうかもしれないなぁ…)
と妙に納得してる自分がいた。
私の運命の青い糸…
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