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「青い糸?
運命の赤い糸とかなら
聞いたことがあるけど
んー青…あお…
そうだな、
ブルーローズとかなら
聞いたことあるぞ」
と顎に手をあて、
真紀が真剣に考えだす。
「ブルーローズか…確か」
と保険医の先生まで
机に並べられた本棚の中から
辞書を一冊引き出すと、
パラパラと開き、
「不可能、ありえないものか…
存在的には、どっちも奇跡ってことね」
と言いながら、
トサっと落ちた髪を
耳にかける。
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